テーブルクロスの歴史
テーブルクロスの歴史
テーブルにテーブルクロスがかけてあると、お洒落で高級感が出ますよね!
今はそんな風に、素敵な空間を演出するアイテムとして使用されているテーブルクロスですが、実は!
使われ始めた当初は、食事で汚れた手や口を拭く為の物だった、ってご存じでしょうか?
テーブルクロスの起源はよくわかっていないそうなのですが、8世紀頃のヨーロッパでは既に存在していたようです。
そして、その頃のヨーロッパでは、食事は手づかみで食べていたのです。
スプーンやフォークが使われるようになったのは16世紀・17世紀。
それまでは、ナイフで切り分けた肉などを手づかみで食べていたとのこと。その為、食事をするとどうしても手が汚れてしまいます。そこで、テーブルクロスを使って拭いていたそうなのです。
当時のテーブルクロスは、食事の時に汚れた口や手を拭く、今で言うナプキンのような形で利用されていたんです。
また、中世ヨーロッパの絵画などを見ると、当時はテーブルクロスの上に直接パンを乗せているようです。
器が少ないので、このパンをお皿代わりにして肉を乗せたりもしていたのだとか。
洋食というとマナーが色々あって優雅でお上品なイメージですが、元々は「手づかみで食べ、テーブルクロスで手や口を拭いていた」と聞くと、ちょっと驚いてしまいますね!
白いテーブルクロスは特別な食事会の象徴?
13世紀頃のヨーロッパでは、純白のテーブルクロスは貴族だけが使用を許されていたのだそうです。
テーブルクロスで口や手を拭く文化があった頃ですから、純白のテーブルクロスはすぐに汚れてしまいますよね。
こまめにテーブルクロスを取り替えて美しいテーブルセッティングを維持する、そんな生活がきっと貴族の贅沢だったのでしょうね。
今でもヨーロッパでは、正式な晩餐会や結婚披露宴などの特別な場所では、白いテーブルクロスを使うのが伝統だそうです。
ですが、それは外国の話。
日本の結婚式ですと、飾るお花を引き立てる色合いのテーブルクロスを選ぶ事の方が多いのではないかと思います。
もちろん、カラフルな色合いの花の色を引き立てるのはやはり白いテーブルクロスですが、
パステルカラーやくすんだ色合いのお花の場合は、濃い色のテーブルクロスを引くと、お花の色が引き立ちます。
当社のテーブルクロスで人気のダークブルーやダークグリーンがお勧めです。
また、装花の色を1色選んでテーブルクロスの色にするのも素敵です。
ナプキンやお皿が白い場合には、ぐっとシックなワインレッドもお勧め。
当社の使いつてテーブルクロスとりぼん ワインレッドは深い色合いなので、秋に式典を開催される方にはぜひ検討して頂きたい色です。
或いは、ホテルの食堂などで、お花などを特には飾らない場合には、テーブルクロス単体で部屋全体が明るい印象になるイエローのテーブルクロスも素敵だと思います。
ぜひ、シーンに合わせて様々な色合いのテーブルクロスをお楽しみ下さい。