1. HOME
  2. 製品小話
  3. テーブルウェア・消耗品
  4. ポリプロピレン不織布とは(テーブルクロスの素材について)

ポリプロピレン不織布とは(テーブルクロスの素材について)

三和紙工株式会社の使い捨てテーブルクロス とりぼんはPPスパンボンド不織布製です。
といっても、PPスパンボンド不織布ってなんだろう? と思われる方が多いですよね。
今回は使い捨てテーブルクロス とりぼんの素材であるPPスパンボンド不織布についてご説明いたします。

PP(ポリプロピレン)スパンボンド不織布(ふしょくふ)とは?

不織布は「ふしょくふ」と読みます。
文字の通り、織らない布状の物の事を言います。

普通「布」というのは、繊維を織ったり編んだりしてシート状にするのですが、不織布は織らないのです。
その為、織物や編物よりも耐久性が低く、使い捨ての製品として使用される事が多い商品となります。

ポリプロピレンとは
PP=ポリプロピレンとは、不織布でよく使われている原材料の名前です。

スパンボンドとは
スパンボンドとは、不織布を製造する時の製法の名前です。
ペレットと呼ばれる米粒状のプラスチックを熱で溶かし、冷やしながら繊維化・ウェブ化して不織布を作ります。
当社の使い捨てテーブルクロスとりぼんに使用されているPPスパンボンド不織布にはエンボス加工(凹凸のこと)が施されているので、布のような柔らかい質感を作り出す事ができます。


続きまして、三和紙工株式会社の使い捨てテーブルクロス とりぼんの機能として表示させて頂いております「撥水機能」についてご説明いたします。

撥水機能とは
撥水機能とは、生地の表面を水が転がり落ちるような作用で水を弾くようにする機能のこと。
生地の表面、あるいは生地を織っている糸に撥水コーディング加工をする事で撥水機能を持たせます。
このコーティング加工により、生地が水に濡れると、その水分が玉状になりコロコロと転がるので、叩くようにして拭き取ることができます。
生地をコーティングしても布目の隙間は塞がれていないので、通気性は保たれています。蒸気化した水分であれば分子が小さいので通り抜ける事ができます。
基本的には少量の水を弾く機能なので、水量が多かったり、長時間水に浸されていたりすると、布目の隙間から中に浸透してしまう事があります。
布が劣化してくると撥水機能も低下します。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

よく混同されやすい機能として「防水機能」というのもあります。
(三和紙工株式会社の使い捨てテーブルクロス とりぼんには防水機能はありません)

防水機能とは:
防水機能とは、生地の裏側まで水を一切通さない機能の事をいいます。
塩化ビニルや合成ゴムなど、水を通さない素材で作られていたり、生地の隙間にゴムや合成樹脂を塗り込んで水を通さないようにする加工をしたりします。
加工されている素材を使用しているので、使っている内に効果が落ちてくるという事はあまりありません。
水の浸透をほぼ完全に防いでくれますが、反面、布目に隙間が無い為、空気や水蒸気も通しません。その為通気性が悪く、蒸れやすいと言う弱点があります。

関連記事