青色絆創膏を導入しました!:異物混入対策として社内ではブルーバンデージの使用を義務付けました。
異物混入を防ぐ取り組み:ブルーバンデージの導入
三和紙工株式会社では、今月より、社内の置き薬箱に入っている絆創膏をすべて、青色絆創膏ブルーバンデージに変更しました!
白い紙皿に対して目立つ青!
ちょっと違和感があって目を引く絆創膏ですが、だからこそ、異物混入を防いでくれるはず!
■紙器製造業は小さな怪我がつきもの
小さなけがをした時に使う絆創膏。
どこのおうちでも常備していますよね。もちろん、どの会社の救急箱にも入っていると思います。
毎日の生活に、ケガはつきものです。
三和紙工が製造しているのは紙製品なので、特に「小さなケガ」が頻発します。
みなさん、学校で配られるプリントなどで、うっかり手を切ってしまった事はありませんか?
「紙」は刃物ではありませんが、実はとても肌を傷つけやすい製品です。
紙の断面は細かい繊維がのこぎりのようにギザギザしているんだそうです。
なので、この断面がすっと肌を滑ると、のこぎりで切ったように傷がついてしまうんですね。
また、皮膚だけでなく肉が削れてしまうので、すごく痛いんです。
もちろん当社では、製造に携わる人間はすべて手袋をしてケガに備えているのですが(手袋をする理由の大半は衛生を保つためですが、ケガを防ぐ事も目的の1つです)、それでもスパッといってしまう事はあります。また、社員にはプライベートの生活もありますから、そこで怪我をしてしまう事もあります。
■なぜ青色絆創膏?
そんな時に使う絆創膏。
一般的には貼っても目立たない肌色であることが多いと思います。
でも、その「貼っても目立たない」がメリットになるのは、日常生活での話。
異物混入が許されない製造の現場では、むしろ「目立つ」事こそが重要な課題なのです。
絆創膏を貼るような小さな怪我をしやすいのは、主に指先です。常に何かしらの作業をしている指先は、どうしても絆創膏がはがれやすくなってしまいます。
そんな時、絆創膏が肌色だったら?
はがれてしまってもすぐには気付かないかもしれません。
でも、青色だったら、とても目立ちます。
はがれてしまったら「あれ? 絆創膏が付いていない?」とすぐに気付きます。
それに、青はとても目立つ色なので、工場内に落ちていても見つける事が簡単です。
はがれた時、即座に気付く事ができて、かつ、探すのも簡単。青いバンソウコウはとっても便利なんです!
なぜ、青色絆創膏?
それは、目立つから!
異物混入対策が必須な現場だからこそ、青色絆創膏なんです!
実際、青い絆創膏は、特に食品工場などで採用が進んでいるそうです。
なんでも、自然界の食品には「青色」の食材が存在しないからなのだとか。
言われてみれば確かに、緑や赤、黄色、白色の食材はたくさん思いつきますが、青い食品って無いですよね。異物混入が絶対に許されない食品加工の現場では、青い絆創膏は大活躍みたいです。
■異物混入対策を考えた付加価値
異物混入対策、と言いますと
基本的には「不要なものは持ち込まない」が原則になります。
当社でも、製造担当者に対しては、指輪は外すように指導しています。落ちてしまう可能性があるからです。
そんな中で絆創膏は、知らない間に落ちてしまう事がよくあるものではありますが、だからといって使わないわけにはいきません。万が一製品に血液が付着してしまったら大問題になってしまいます。
絶対に使わなければいけない製品ならば、万が一に備えて、対策を考える。
その結果選択したのが、この青い絆創膏、ブルーバンデージ【アルミパッド】になります。
あ、ちなみに、このブルーバンデージ、傷口に当てるガーゼ部分の外側にアルミが入っていて、金属探知機でチェックする事もできるそうです。
なるほど~、考えられてる!!!
まさに「異物混入を防ぐための絆創膏」なんですね!
■マーケティングの重要性
場所が変われば求められるものも変わる。
日常生活なら、絆創膏は目立たない方がいい。
衛生面が重要視される工場の現場なら、絆創膏は目立つ方がいい。
同じ製品なのに、使う場所や使う人を想定したら、製品のありようが180度変わってしまう。
なんとも目から鱗が落ちるような話ですね。
製品開発にはターゲティングが必要だという事がよくわかります。
青い絆創膏を開発した人はすごいなあ。
■異物混入対策:当社の取り組み
当社でこの青い絆創膏が採用されたことは、会社の全体朝礼でも発表されていました。
それを初めて聞いた時は、「青い絆創膏? なんで? どうして?」と首を傾げたのですが、理由を聞いてみれば納得です。
当社は食品加工会社ではありませんが、食品に直接に触れる紙製の食品包装容器を製造している会社です。
異物混入なんかが生じてしまったらかなりの大問題になっていまうので、これについては会社をあげて取り組んでいます。
今までは、製造現場に入る時の衛生管理を徹底していました。当社の製造現場では、夏でも長袖を着用します。袖はまくらないように、という指導がされています。皮膚や産毛などが混入するのを防ぐためです。
もちろん帽子とマスクは必着。異物混入の王様は髪の毛ですので、しっかり帽子の中に入れて、コロコロで全身の付着物を取り除いてから現場に入ります。
現場作業中は前述の通りニトリル手袋を着用します。
おっと!
今気付きました。
現場作業に使用しているニトリル手袋も、鮮やかなブルー、青色です。
考えてみたら、このニトリル手袋も、異物混入の原因になりやすいんですよね。
衛生対策の為に手袋をするのは必須の現状ですが、とはいえ、使い捨ての手袋ですし、取り扱っているのが紙製品ですから、かなりの頻度で破けたり切れたりしてしまいます。
手袋の切れ端が落ちていても、鮮やかなブルーなら見つけやすくて安心……なるほど、作業現場で使うニトリルが青色なのにも理由があったんですね!
そんな感じで、衛生対策はそれなりに頑張っているつもりでしたが、改めて「青い絆創膏にする事にしました」と言われると、うーん、まだまだ改善の余地はあるんだなあ!と唸ってしまいます。
そんなわけで三和紙工株式会社では今月から、会社に来たらまず絆創膏を貼り替える事になりました。
ちょっと面倒くさいですが、異物混入を防ぎ、安全安心な商品を販売できるように、社員一同頑張って対策していこうと思います。
■社内の救急箱の中身を調べてみました!
ところで、会社や家の救急箱って、普段何が入っているか、皆さんご存じですか?
この記事を書いている広報担当は事務職なので、救急箱を開ける事が滅多にありません。
頭痛が起こったりするでしょう?と言われそうですが、鎮痛剤は相性があって、私にはロキソニンかセデス以外があまり効かないので、自分で用意してあります。
実は絆創膏もお財布の中に入っていたりしまして……
なので、せっかくなので救急箱の中身を見てみる事にしました!
入っていたのは……
・ブルーバンデージ(青色絆創膏)
・バファリン(鎮痛剤)
・ニューカイテキ錠(鎮痛剤)
・新富士胃腸薬プラス
・新フジアローH(鎮痒消炎剤)
・新ジキナ糖衣錠DX(総合かぜ薬)
・赤玉はら薬(下痢・食あたり)
・フジアロー外傷液
・防水テープ
・包帯
・新エスターパップ(湿布)
・エスターパップFB(湿布)
一番多いのは鎮痛剤でした。2種類合計で5箱も入っていました。
なるほどなるほどー。
外傷用の医療物資ではなく、鎮痛剤系が多いのは、ケガをしたらすぐに病院へ行け、という事ですね。
もちろん怪我などしないのが一番なので、これからも事故を起こさないよう慎重に安全に仕事をしていきたいと思います。
■怪我をした時のガーゼ・包帯代わりに使い捨てバスタオルフキーナーがおすすめ!
ちなみに当社には自社製品で「使い捨てバスタオルフキーナー」という商品がありまして、もしけがをしたらこの商品をガーゼ代わりに使う事ができます。
また、この商品は手で割くことができるので、包帯代わりに使う事もできます。
嵩張らず、場所を取らないので、包帯とガーゼを持っていくのが面倒くさい方は、バッグに1枚忍ばせておくと安心ですよ!
使い捨てバスタオルフキーナー
三和紙工株式会社>取扱製品>使い捨てバスタオルフキーナー
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