2025年、華麗に散ったアイデアたち。
弊社では「アイデア会議」という、
日々の気づきを持ち寄り、まず行動してみることを大切にした
社内の定例会があります。
役職や部署に関係なく有志が集まり、
「これ、どうだろう?」から始まるこの会議。
今年は 60件 の新アイデアがエントリーされました。
しかし――
32件、華麗に散りました。
なお、関係者は全員無事です。
今回はその中から、
惜しくも採用には至らなかった
“没ネタ”3案件をご紹介します。
(※すべて実在します)

【没ネタ① 防災でもレジャーでも自販機で買える「タオル缶」】
使い捨てバスタオルを缶に密封し、温泉地や登山口、防災用途として自動販売機で販売できないか、というアイデア。「いざという時に、すぐ買える」という発想は良かったものの、バスタオルを缶に封入すると口径が狭く、取り出せないという致命的な問題が発生。構造の壁を越えられず、今回は没ネタとなりました。
【没ネタ② 世界最速で取り出せる!? 筒状チップス用「引き出し式治具」】
筒状チップスを食べる際に指が汚れてしまう問題を解決するため、引き出し式の取り出し治具を開発するというアイデア。ところが調査を進める中で、実は10年前に類似商品が存在していたことが判明。市場にも残っておらず、その背景を察し、今回は静かに幕を下ろしました。
【没ネタ③ ギュッと圧縮して輸送コスト削減「圧縮テーブルクロス」】
既製品のテーブルクロスを圧縮し、輸送コストの削減を狙ったアイデア。150センチ幅の製品は圧縮できたものの、195センチ幅では185ミリまでが限界。10ミリ分の圧縮ではコスト改善に届かず、技術的な前進はあったものの、ビジネスとしては見送りとなりました。
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採用には至らなかったアイデアですが、
どれも本気で考え、試し、議論したものばかりです。
三和紙工は、
失敗を恐れず挑戦し続けることで、
次のものづくりへとつなげています。









