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タオル、共用できますか?~義実家帰省編~

使い捨てバスタオルフキーナー

「人の家のタオルを使うのにはちょっと抵抗があって……」そんな人の為の使い捨てバスタオル、フキーナー

今年もまた、年末がやってきた。
夫の実家への帰省は、我が家の恒例の行事だ。保育園児と小学生を1人ずつ連れての小旅行。
義両親は温かく迎えてくれるし、子どもも楽しそうで何よりなのだが、一つ気がかりな事がある。
それは、他人の家のタオルを使うことに対して、私がちょっと、抵抗感を持っているってこと。

もちろん、義両親は清潔好きな人たちで、タオルもこまめに交換してくれている。それでも、自分のものではないタオルを使うことに、どこか落ち着かない気持ちになってしまう。特に、バスタオルはデリケートな部分にも触れるものだ。義父や義母が使用したことがあるタオルだと思うと、ちょっと気が重い。
それに、洗濯ものだって一気に増えてしまう。もちろん着替えは持ち帰っているけれど、リネン類は義実家のものを使わせて貰うから、どうしたって洗濯物は増える。
夫の弟も家族を連れて帰省してくるから、夫婦二人用の小さな洗濯機ではタオルだけだって一度では洗い切れない。
「そんなこと、気にしなくてもいいのよ」と、義母はいつも笑顔でそう言ってくれる。感謝の気持ちでいっぱいなのだが、小骨が引っかかるような気持の悪さはぬぐえない。

昔は気にならなかったんだけどな。
でも、子どもが生まれてから、気持ちが変わってしまった。
下の子を妊娠して間もなく始まった新型コロナ・パンデミック。まだ幼かった上の子を何とかして守らないとと気を張りながら、こんな中での出産に不安でいっぱいだった。
買い物に出るのも怖くて、外出したらアルコールで消毒して。
そんな生活を送っている内に、衛生観念が強化されてしまったのかもしれない。

義実家のタオル、使いたくないなぁ。
でも、そんなこと、お義母さんには言えないしなあ。
帰省の準備を進めながら、気が重いなあとため息をつく。

そんなある日、いつものようにインターネットを見ていたら、ある商品が目に入った。それは、使い捨てのバスタオルだった。

「え、そんなものがあるの?」

正直、最初はちょっと否定的な気持ちもあった。バスタオルを毎回使い捨てなんて、環境にも良くないし、経済的にも負担が大きいような気がする。

でも、商品ページをよく読んでみると、この使い捨てバスタオルはコンパクトに収納できるので、旅行やアウトドアにも便利とのこと。可燃素材を使っているから燃やせるゴミとして処分できるし、捨てる前に雑巾代わりにして掃除もできる。
値段を見ると1枚100円ちょっと。お得な10枚パックもある。

「よしっ、使ってみるか!」

試しに購入してみることにしよう。
もし使い勝手がいいなら、タオルはマザーズバッグの必需品だ。お出かけ用に持ち歩くのもいいかもしれない。

 ※ ※ ※   ※ ※ ※

そして迎えた今年の年末。私はこっそりと使い捨てのバスタオルをバッグに忍ばせた。

夫の実家に到着し、いつものように義両親に挨拶をした後、あてがわれた客間へと向かう。荷物を置いたら、まずは手洗いうがい! 子ども達を連れて洗面所に行き、使い捨てのバスタオルを取り出した。
子ども達をあやしながら一緒についてきてくれた義母が首をかしげる。
「三和ちゃん、これは?」
「タオルが増えると洗濯大変でしょう? 使い捨てのタオルを持ってきたんで、私達はこれを使いますね」
「ええっ、そんなこと気にしないでもいいのに……」
案の定義母は驚いた顔をしてそう言ってくれたが、微かにほっとしたような表情が浮かんだのを私は見逃さなかった。
冬場の洗濯物干しは楽しい作業じゃあない。

「使い勝手がいいようなら、旅行とかプールの時にも使おうかなと思って」
タオルとして使った後は雑巾代わりに掃除にも使えますし。

そう言うと義母は興味津々と言った顔になって、私がタオル掛けにかけた使い捨てバスタオルに手を伸ばした。
バスタオルサイズだから折りたたんだ状態で掛けてある。それでもさほど場所を取らない。うん、良い感じだ。
「さ、手を洗ったらこのタオルで手を拭いてね」
子ども達に声をかけると、「はーい」と元気な返事が返ってくる。
うんうん、とりあえずは使えるみたいじゃない?

その夜、お風呂上がりの子ども達を使い捨てバスタオルで拭き上げた後、私はそのタオルをきちんと畳み直し、びしゃびしゃになった脱衣場の床や壁を拭いてみた。
歯磨きの後の鏡や洗面台も綺麗に拭き上げる。

「あれっ、お義姉さん、それなんですか?」
次にお風呂に入るつもりで様子を覗きに来た義妹に聞かれて「使い捨てバスタオルよ」と説明する。
「良かったら使ってみる? 予備があるから」
「いいんですか?」
「お買い得用の10枚パックを買ったのよ」
「わー、嬉しい。甘えさせて頂きます」
にこにこしてそう言った義妹の顔を見て、ピンとくる。
「……人の家のタオル使うのって、ちょっと気を使っちゃうよね?」
言葉を濁してそう言ってみると、義妹は眉を上げた後で、意味深に瞳をぐるりと回して見せた。
「ですよねえ」

やっぱり、気になっちゃうのは私だけではないらしい。

 ※ ※ ※   ※ ※ ※

ほんの些細なことだけど、使い捨てのバスタオルのおかげで、今年の年末はいつも以上にリラックスして過ごすことができた。

もちろん、環境問題や経済的なことを考えると、使い捨てのバスタオルを日常使いするのは厳しい。
でも、旅行の時や、お出かけの時など。鞄に忍ばせておくとすごく心強い。
子どもはまだ小さくて、気付くとすぐにドロドロになるし。

あと、やっぱり、どんなに親しい相手でも、他人の家のタオルって、使いたくないよね。
使う捨てバスタオル「フキーナー」、ありがとう!

タオル、共有できますか?

実は、人が使ったタオルには抵抗がある、という人は、意外とたくさんいます。
同じタオルを同じタイミングで使う、というだけではなくて、洗濯してあっても他人の家のタオルを使うのはちょっと……という人も。
特にバスタオルは、デリケートな部分にも触れるものですから、貸す側も借りる側も、気になってしまう人は多いと思います。
でも、お呼ばれした先で、そんなこと言えませんよね。

そんな時にさりげない心遣いとして活躍するのが、使い捨てバスタオル「フキーナー」

・医療用にも使われる衛生的なレーヨン素材
・コンパクトで嵩張らない
・可燃廃棄可

規格は、1枚ずつの個包装パックと、お得な10枚袋入の2種類です。

10枚パックは業務用または自分用に。
業務用としては、岩盤浴などで体の下に敷くタオルとしてご利用いただくケースや、ペットショップで動物たちのシャンプー後の拭き上げにご利用頂いたりしております。
自分用としては、旅行や銭湯、子どもの水遊びなどに持っていくと便利。

1枚パックは旅館や銭湯、水族館などで販売して頂く事を想定して作られた規格ですが、インターネットショッピング店では1枚からお買い求めいただく事が可能です。

人とタオルを共有するのは心理的に抵抗があるけれど、なかなか口に出せない……そんな人にも気持ちよく遊びに来て貰えるように、使い捨てバスタオルフキーナーをご活用ください。
衛生的な使い捨てバスタオルは、大切なお客様を歓迎したい気持ちをサポートする、優しいアイテムです。

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