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紙トングの誕生秘話

『紙製トング』特許商品
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これは15年以上前のお話し。

当時、弊社は某CVSチェーン様向けにポテト容器を納品しておりました。
ある日、商流の代理店様からとんでもない一報が入ります。
「ポテトを購入したお客様から、『食べてる途中に中から金属片が出てきた!』と警察沙汰になってる」と!

電話を切るやいなや、急いで製造をお願いしている協力会社に連絡。
協力会社では緊急で機械を休止し、総出で金型・抜型などに刃こぼれ等がないか、ありとあらゆる場所を確認して頂きました。

結局、両社ともに「金属片」の原因を探る事はできず、一報として現時点では原因不明という回答をいたしました。

しかし、翌日に事態は急展開を迎えます。
代理店様から昨日の件で謝罪連絡があったのです。

原因をお聞きすると、某CVS内でも現場検証的なことを行った結果、バックヤードで揚げたポテトを紙容器に詰める際に使用していた金属トングの刃先が、金属疲労か何かで欠けてしまい、その刃先が混入したという確証が得られたとの事でした。

弊社・協力会社ともに「何はともあれ、良かった」と安堵しました。

ただ、これが製品化へのヒントになります。

金属疲労の状態がわからない。
トングは洗いにくい。
板バネのところは、綺麗になったかどうかわからない。など

じゃあ、いつも衛生的で安全・安心な使い捨てできる紙のトングって作れないだろうか?

そして試行錯誤が始まります。

強度がある紙は?
それだけの強度がある紙を打ち抜けるのだろうか?
どんな形状にすれば強度は出るのか?
どこの会社が製造できるのだろう?
等々….

そしてモノやヒトなど全ての条件が重なり商品化。特許取得。
これが、紙製トング誕生のストーリーです。
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現在、感染対策・衛生管理の観点から大変多くのお問合せを頂き、誠に有難うございます。
これからも『紙トング』含め、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
https://sanwapap.co.jp/p_table/

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